ホウ素系薬品とは一般的に殺虫剤、除草剤、目薬、消毒液等に使われ、人体への毒性はほとんどありません。
ちょっと調べてみました。
急性毒性試験に基ずく安全性
実験動物に薬物を与え5割が死ぬ量、半数致死量(LD50)を求めます
LD50の数値が低い方が毒性は強いことになります。(少ない量で半数が死ぬ)
LD50は体重1kgの数値です。ちなみにLD50はLethal Dose 50%の略です。
ホウ酸 経口LD50=3000r/s〜4000r/s
体重60kgの人では一度に180g〜240g体内にはいると危険です
身近なものでは
食塩 経口LD50=3000r/s 体重60kgの人では一度に180g
砂糖 経口LD50=30000r/s 体重60kgの人では一度に1.8kg
カプサイシン(唐辛子の辛味成分)
経口LD50=60r/s 体重60kgの人では一度に3.6g
カフェイン 経口LD50=175r/s 体重60kgの人では一度に10.5g
ニコチン 経口LD50=50r/s 体重60kgの人では一度に3g
水道のクロロホルム
経口LD50=900〜2000r/s 一度に5.4g〜120g
よってホウ酸の毒性は食塩と同等だと言えます。
壁に入った断熱は日常生活で手で触れることはありませんし、
ホウ酸は水に溶けにくいため気化することもないので安全です。
藤原でした