人は飽和した熱を体外に放出し、体温を一定に保とうとする働きがあります。
体温が上がると体内の熱を逃がそうと汗を出し、その熱が気化することで熱を奪い体温を下げる働きです。ですが気温が上がり湿度が高くなると汗が蒸発しにくく体内に熱が溜まり熱射病を引き起こしたり、体温を下げるため汗が大量に出て脱水症状など引き起こす危険性があります。
『熱中症重症度分類』
T度(軽症)
眼前暗黒 、気分が悪い、手足のしびれ、硬直、血圧低下等
U度(中等症)
疲労感、吐き気、頭痛、大量発汗、めまい、下痢等
V度(重症)
深部体温上昇、脳機能障害による意識喪失、
肝臓・腎臓の機能障害、血液凝固障害等
熱中症で死亡するケースもあり、V度の熱中症では致死率30%の統計データもあります。
熱中症対策としては、環境省が発表する『WBGT(湿球黒球温度)ブログ2011/8/16「猛暑」』の実況予測で、その日の暑さ指数や、日本気象協会の不快指数の予報など参考にして、体調が悪いと感じたときは、ムリをせず風通しの良い日陰で休むようにし、夜ふかしや喫煙、前日の飲酒等を控え体調管理に心掛けましょう。
ちなみに『不快指数』とは、乾球温度と湿球温度で求められる数値で、日本人は不快指数が77になると不快に感じる人が出はじめ85になると93%の人が暑さによって不快に感じる人がいるみたいですが、体感温度や風速等の影響で必ずしも不快指数の数値とは感じ方は一致しないこともあります。ですが高い数値が予報されたたら、注意をしておきましょう。
『不快指数の感じ方』
〜55 寒い
55〜60 肌寒い
60〜65 何も感じない
65〜70 快い
70〜75 暑くない
75〜80 やや暑い
80〜85 暑くて汗が出る
85〜 暑くてたまらない
藤原でした。
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